1921年、弊社は呉市に公共電力の供給が始まった時代に、リアカーを引き、木製電柱を立て、戦後のまちに明かりを灯すことが創業の始まりでした。そして、高度経済成長後はそれも時代と共に充実し、次に明かりを灯すべき業界、それはこの呉のまちに増えた高齢者でした。歴史の変化と共に時代のニーズは変わりましたが、その根底となる人々が安心・安全に暮らしたいという気持ちはいつの時代も変わることはありません。

　弊社はこの創業100周年を節目とし「笑顔と夢ある未来を、共につくる」という企業理念を掲げました。ご利用者さんの笑顔をつくるのはもちろんですが、私が一番思うのは仕事を通じて、この会社を利用して、職員さんに笑顔で夢ある未来を作って頂きたいです。　　　

　そのためには色々な形があるとは思いますが、私は「自己成長」が大切であると思います。仕事を通じて昨日の自分より今日の自分が成長する。その成長した我々がこの会社を、そしてこの呉のまちを明るく、より良くするものだと思っております。そのために会社としては、職員の皆さんに、成長できる機会を多く提供していきたいと考えています。

　弊社は100周年という節目を迎えましたが、これから将来200周年目を祝う日が必ず訪れます。その時に、我々の孫やひい孫などの後継者が、「私の先祖は昔、めぐみ園で働いて、この呉の高齢者を支えてくれていた」という日がくるかもしれません。もしかしたら「あの時は介護の仕事だったけど、今はこういう仕事で呉のまちを支えているんだ。」という日が来るかもしれません。
どんな200周年が訪れようとも、この100周年に生きていた僕たち私たちは、立派な先祖だったと後人が胸を張って言えるよう、そのためには、今できる事に真摯に取り組み、常に時代の変化に対応できる会社であり続けられるよう、これからも頑張っていきたいと思います。